夏の忘れ物

この夏の下チビの宝物。
‘蝉の抜け殻’計8匹? 個? ほど。
1個増えるごとにとってもうれしそうだった。
お菓子の空き箱に入れて大切に眺めてた日々。
初めて「おかあさん、いいもんみせちゃろっか~。」
とパカッとフタを開けて見せてくれた時
「ぎゃー! 気持ち悪い!!」思わず叫んだ。
だって、形が本当にリアル。
「そんなんで騒ぐと子どもが虫キライになる!!」
とオットに注意を受けたため
リビングに抜け殻の箱が常駐してても気にしないよう過ごしてきた。
秋になりその存在を忘れかけた頃。
‘シャリッ!
洗面所から聞こえてきた乾いた音。
「うわっ! なんでこんなとこにおるんか!!」
オットが蝉の抜け殻ふんじゃった。
そして、私がリビングに落ちていたゴミを拾うと
それは‘抜け殻の足’
周りに茶色のコナコナしたものが・・・
「なんでバラバラになっとん!!」
パーツで落ちてる蝉の抜け殻。
箱に残っていた抜け殻。
即刻、自然に帰させました。