ないっ!

つづき・・・
さてさて、翌朝。
せっかく雲仙にきたので、仁田峠で紅葉でも見る?紅葉
小浜ちゃんぽんでも食べて帰ろうか?
などと話をし、チェックアウトしようとすると・・
「あれ~? おまえの車のカギ知らん??」
「なんで~。 あなたの車に乗ってきたやん。」
「俺、チャイルドシート移してそのまま持って来た。
チビがどっかに持っていったんかも・・・」
部屋や服のポケット探しましたが、なし。
 あー。多分俺の車の中かも。」
ということで、チェックアウトして車に行こうとした所・・・
「・・・・あれ~? 俺の車のカギ知らん?」
はあ~? あなたのカギもないの?
「荷物の中やろうね。 俺、探すからお土産見よって。」
       
        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「あった~?
「ない! どこにもない。!!
やっとこのへんから現実的に超あせり始めた私たち。
オットは荷物をロビーで広げて再確認。
私はフロントへ泊まった部屋のカギを借りに。
フロントの女性のマネージャーみたいな方が
「ご一緒しましょう。 引き出しに入っていたりするものです。
といっしょに探してくれることになりました。
2人で布団もはぐり、隅々まで探しました。
・・・・・ありません。
次に、1番最初に入った貸切風呂へ・・・温泉
あったー!!!」
 
私の車のカギが脱衣所のカゴの中にありました。
では、オットの車のカギもきっとあるはず・・・・
・・・・・ありません。  大浴場に移動です。
そこへ、オットがやってきて。
「そういえば、車の中にあった紙コップ、ビニール袋にいれて、
最初に入った風呂のゴミ箱の中にいれた、その中かも・・・・」
そうそう。車に忘れ物とりに行って、そのまま貸切風呂に来たっけ。
女性マネージャーの方。
「ゴミ、ひっくり返しますか? あー でも朝、収集車来てました。」
         ・・・・・・・・・・ガックリ・・・・・・・・・
「どちらにしても、一度見てまいります。」
金子さまーーーーー  これでしょうかーーーー
弾んだ声が!!!
ありました。 ビニール袋の下からカギが透けて見えてます!!
本当に、このゴミだけ収集車に乗らず、残っていたらしい・・・
まさに、危機一髪!!
あーよかった。福岡に帰れる!!ホっ
だけど、だけど、ですよ。
カギ、2個も、別々の所に置き忘れるってどうですか?
しかも、1個はゴミ箱に捨ててます!!
これしたのが、私だったら相当相当言われてます。
なのに、なのに、ですよ。
私が優しく「あーよかったね。「帰れんとこやったね。」「びっくりしたね。」
と何度もたたみかけるように言ったからって
「そんなしつこく言わんでいいやん。」とちょっと切れ気味に言うのは
どうですか?????
カギ探しに時間を費やした私たちは、観光などせず
そのまま帰途についたのでした。